Thinkpad X60 に Fedora Core 6
ノートパソコン Thinkpad X60 が手に入ったので、さっそく Fedora Core 6 をインストールした。
もともと光学ドライブが内蔵されていないモデル。外付けを買うのももったいない。
マグロ職人は包丁1本でマグロを解体するというが、私はUSBメモリ1本でFC6のインストールに挑戦だ。
という作戦。
1.
ここが非常に参考になる。 http://www.pendrivelinux.com/
USBメモリからのブートは規格になっていないので、フォーマットの方法やらなんやらによって、できたりできなかったりする。
私の場合は、USBメモリをHP-USB Format tool*1でFAT32でフォーマットしたら、USBメモリからのブートに成功した。
おっと、BIOSのブート順の設定でUSBメモリを優先するのを忘れずに。X60でBIOS設定に入るにはBIOS起動画面でF1を押す。
1GBのUSBメモリじゃないとKnoppixが納まらないのだが、手持ちのは512MBだったので、Knoppixはやめて
SystemRescueCDに作戦修正。USBメモリからの起動についてはこちら。
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2.
USBメモリのSystemRescueCDで起動して、NTFSパーティションを縮めた。私はstartxしてgpartedを使った。ntfsresizeでも可。
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3.
USBフラッシュメモリでFedora Core 6をインストールするには − @ITを参考に、USBメモリからのFC6起動はうまくいった。しかし、ネットワークインストールがどうも調子がわるい。遅いし。
ここでまた作戦を変更して、ハードディスクにFC6のDVDイメージをおいてそこからインストールすることにした。
パーティションを切りなおし、結果、NTFS 85GB、FAT32 5GB(DVDイメージが入る容量だ)、Linux用に10GB。
再びUSBメモリからFC6起動、ハードディスクからインストールを選ぶ。
GRUBをMBRにインストールするのは不安だ。・・・が、もしものときもThinkVantageがなんとかしてくれるだろう。
私は構わず、MBRに、GRUBをインストールした。
VistaとLinuxの共存については、Windows VistaとLinuxを共存させるには(Windows Vista編) − @ITが参考になる。こちらは、あくまでVistaのブートローダでやるらしい。
以上。私がやったことをまとめると、
- もしものときのためにRescue&RecoveryでVistaのハードディスクのバックアップをしておく
- BIOSのブート順の設定でUSBメモリを優先する
- 512MBのUSBメモリからのSystemRescueCD起動 (リンク再掲 How to install SystemRescueCd on an USB-stick)
- SystemRescueCDで、NTFSを縮めてLinux用とDVDイメージ用のを確保。
- USBメモリからのFC6起動&ハードディスクにおいたFC6のDVDイメージからインストール
(リンク再掲 USBフラッシュメモリでFedora Core 6をインストールするには − @ITと、Windows VistaとLinuxを共存させるには(Windows Vista編) − @IT)
内蔵光学ドライブなし、外付け光学ドライブなし、PXEブートなし、使うのはUSBメモリのみ、のFedora Core 6インストール成功談でした。
二度とやりたくない。
パソコンが他に一台あると、作業中にググったり、USBメモリの書き換えができるので、便利です。
というか他の一台がない人は無茶しないほうがいい。
一日潰す覚悟がない人は、外付け光学ドライブを買うか、MacBookを買ってください。
(追記)
日本用なのでキーボードはjp106だが、FC6のキーボードレイアウトの設定にはJapan-Dvorakといったものがない。しかたないので/usr/share/X11/xkd/symbols/us のDvorakのところを直接変更するという荒技をやった。xmodmap を自動起動ってのもなんだか美しくないしね。